商品の価格決め
フルオーダーやハンドメイドなどの商品は、高額な商品もありますが中には安価な物もたくさんあります。今日はそんな品々の値段の決め方についてお話しします。
初心者とプロ、ブランドなどによってもその差はあります。クオリティーや使っている素材などによっても様々に変化しますが、一見同じような品物でもびっくりするような価格差が付いています。
好きな値段で売ればいいじゃんって思うかもしれませんが、(一応)一般的には価格の決め方は決まっていると言われています。暗黙の了解というやつですね。基本的には原価の2倍~3倍と言われます。
例えば、原価1000円の商品は2000~3000円くらいの販売価格が妥当だよというお話。なのですが…本来しっかりと計算すると原価(材料費)+経費(販売手数料、梱包材の費用、光熱費等)+利益(作り手の時給+α)で価格を決めます。逆に原価の2~3倍程度の商品というのはオリジナリティの低いどこでも売っている商品という考え方もあります。大手ブランドであればしっかりと利益を出すために原価の10倍をつけている所も多いです。ネームバリューというやつですね。
例えば、化粧品であれば定価1万円の商品であれば製造原価は4~5% 何これぼろ儲け?と思われるかもしれませんが・・・
製造工場 原価500円 ・売値2000円 (儲け1500円15%)
メーカー 仕入値2000円・売値6000円 (儲け4000円40%)
販売会社 仕入値6000円・売値7000円 (儲け1000円10%)
小売店 仕入値7000円・売値10000円(儲け3000円30%)
↓
顧客 買値1万円
メーカーの本社が40%と大きくなってますが、CMなどの宣伝をしなきゃいけないので宣伝広告費(大体25%前後)が含まれるので高くなってます。小売店はこの金額にメーカー本社からバックマージンが還元されるのでもう少し安く仕入出来ると思います。が、小売店のセールで30%引きとかやっちゃうと、儲けはほとんどありませんね。
なので、工房スタイルなどの小さなブランドショップであればお客様に直接お売りしますのでお安くできるというわけ。まぁ、自分で作っちゃえ~と思う人が多いから当スクールのように生徒さんも来るんでしょうけどね。
買うより自分で作ってみたい、売ってみたいという方 興味があればお気軽に資料請求を。無料です。