ハンドメイド作品!価格のつけ方は?販売価格計算表【無料配布】|夢を叶える為の行動目標まで明確になる
作家も一人のビジネスマンだから、ハンドメイドを長く続けるために利益やプランは必要です
ハンドメイド作家として活動している方やこれから目指そうとしている皆様が一番迷うこととして、価格付けがあります。
価格は安ければ売れる訳でも、高いから売れない訳でも無いのは様々なハンドメイド作家向けの書籍をはじめビジネス書全般に書かれています。
お客様にとって、価格以上の価値を感じた時に購入に至るのが正解でしょう。
価値とは、希少価値であったり作家自身の人柄だったり、デザイン性の高さや、お客様の好みに合っているなど様々です。
作品は工業製品ではありませんし、作家の心が籠った商品だと価格付けも迷ってしまいがちです。
私が、今回作った表は、価格付けに迷った方々の為だけではありません。
販売価格計算表を作った経緯
ハンドメイド作家として、副業であったり専業であってもどちらにしても利益が大切です。
お金の為じゃないと言ってはいても、次の材料を買うお金や、仕入れに行く交通費も残しておかなければ作品が作れません。
作家として、表現者として作りたくても作れないのはとても悲しいことではありませんか?
もっと言いますと、十年続けたら始めた頃よりもっと素敵なアイテムが出来るはずです。
つまり、数年後の未来には、あなたの作ったアイテムを喜んで愛用してくれるお客様が増えることになります。
作家の皆様が健全な活動を長く続けられたら、オシャレを楽しむ皆様の幅が今よりもっと広がると思っています。
オシャレした女性は心が明るくなりますよね?女性が明るければ社会全体が明るくなります。
ハンドメイド作家の皆様は社会を明るくするとゆうミッションも担っているように思います。
ハンドメイド作家の皆様が長く健全な活動を続けられますよう願って販売価格計算表を作りました
ハンドメイド作家を長く続ける為の販売価格計算表
では早速↓からダウンロードをお願いします。(3ページ構成になっています)
古いエクセルソフトで作ってしまったので今回はご了承ください。
今後、バージョンアップしたエクセルでスクールのページに乗せ直す予定です。
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アクセサリー・ジュエリーメイキングをはじめ、原価計算からホームページ制作までハンドメイド作家になるテクニックを総合的に学べるスクールはこちら
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もしくは問い合わせフォームからお問い合わせいただけたら、必ずお返事いたします
価格計算表の改善にも役立ちますので、ハンドメイドライフを楽しむ皆様の為にご協力ください
改善案や、「こんな計算表を作ってほしい」等のご要望もお待ちしています
お気軽にお問い合わせください。053-589-3858受付時間 9:00-22:00 木曜定休
お問い合わせ・入学申し込み販売価格計算表の使い方
初めての方は使いにくく思うこともあるかと思いますので解説していきます。
既に、当校の生徒さんには活用していただいています。
ハンドメイド作家を副業にしたい皆様にも行動目標が建てられる計算表になっています。
↑まずこちらです
ハンドメイドを始めた当初には余り意識が無いかと思います
しかし、めっちゃ大事なので一番に書いています
この計算が何となくでも意識していないと、長く続けていけないだけではなく、夢に近づけないことになります。
感覚や周りに合わせて価格を付けている方が多いですから。
是非試してみてください。
ちなみに、こちらで算出した販売価格はデパートに出展するレベルの有名作家さんの価格と同等金額になりました。
ご自身の時給を含めた販売価格計算
赤い部分に数字を入れてください。
青い部分に「制作原価」「販売価格」「粗利」の答えが出ます。
この部分では、販売価格と粗利が全て自動で算出できます。
仕入れ単価:使っている材料の単価を足して記入してください。
送料・手数料:送料はパーツ等大量に仕入れている場合に1個のパーツの個数で割ってください。手数料は代引き手数料等です。こちらも仕入れた個数で割ってください。その総額が送料・手数料です。
ここでアドバイスです。
大量に仕入れて送料手数料を安く上げようと考えず、この後の製作可能個数などの情報を元に、パーツの不良在庫も減らすようにしてください。
パーツの在庫も支出ですから利益を圧迫するばかりか、在庫管理の手間が増えてしまいます。
交通費:こちらは仕入れに掛かる交通費です。
遠くまで買い付けに行った時の交通費も馬鹿になりません。
こちらもパーツの個数で割ってください。
送料・手数料と合わせて考えてみると意外に利益を圧迫していることに気づくかもしれません。
仕入れ・製作時間:こちらは、ビジネスで考えたら分かりやすいかと思います。
会議や企画書を作ったり営業に行ったりする時間にもお給料は発生します。
そう思うと仕入れの時間も意識した方が良いでしょう。
これから多くのハンドメイド作品を販売していくとした場合。
誰かにお手伝いしてもらおうと思った時はどうでしょう?サポートしてくれたパートナーにお礼もしたいですよね?そんな時、作業も原価にする意識も持っておくといいでしょう。
自分の時給:仕入れ・製作時間同様にお考えください。
希望の時給や今働いている場所の時給でも、少ない時給でも構いません。
ただ、時給500円って空しいですよね。
一ヶ月に作れる作品の個数や粗利が見えてくる
ここでは現状把握と行動目標が見えてきます。
製作時間を入れると製作個数が出るのですが、出た点数より少なければ、どこかで無駄な時間があるのかもしれません。
作りながら別の事をしている可能性がありますね。勿体ないです!
集中出来る環境作りも活動に大切な要素ですね。
好きな音楽を聴きながら、心安らかに作品に向かい合えば、もっと良いアイテムがたくさん出来るように思います。
そうそう、お部屋の片づけや、パーツの整理整頓も効率よく作業するのに大切です。
探し物する時間が減れば一点でも多く完成できますからね。
作品作りの時間を意識するだけでも製作効率が格段に上がるはずです。
上と同じ様に赤い部分に数字を打ち込んでください。
青い枠の中に「1日に制作可能な作品数」「月に制作可能な作品数」が出ます。
さらに、先ほどの1点販売価格が自動で入力されていますから、「販売可能金額」が出ます。続けて粗利まで自動計算されます。
1点製作時間:皆さんは1点のアイテムを作るのにどの位掛かってますか?絵画や彫刻のアート作品でしたら、何時間も掛けられますがハンドメイド作品でしたらもっと短時間に個数を作りたいですよね。
1日製作時間:皆様は1日にどのくらい時間を作れますか?専業のハンドメイド作家の皆様でしたら、ビジネスですので1日8時間作っているでしょうが、副業ですと家事の合間や子供の事で手一杯になってしまいがちです。
夢を叶えるには時間を上手く調整して時間を作ることが大切です。時間は出来る物ではなく、作るものなのでね。
月製作日数:こちらも同様に月間スケジュール管理も夢を叶える為に是非やってください。無理なスケジュールを立てると続きませんから、粗利を見て希望額と合っているか確認してみてください。
理想と現実を見つめ直してみましょう。
もし、もっと粗利が欲しいと思うなら、たくさん作るか、作品の単価を上げなければなりませんね。
製作時間が限られているのなら作るものが高額でも販売可能なアイテムにしなければなりません。
高く販売可能なモノが作れないとしたら、早く作る工夫や時間の調整を見直していけば夢に近づきます。
私個人としては、高単価が見込める商材や、セット販売をメインにして客単価を上げて行くことで、作業時間や自由になる時間を確保していくのが長続きするように思います。
作品造り以外の活動も大切です。
作品造りだけしていても販売にまで至りません。
ブログやSNSの発信
イベント準備や出店
サイトへの商品アップや売れた時の発送やお客様との連絡
などなど製作以外にもやることはたくさんあります。
それでもあなたの選んだ道です。頑張りましょう!
作家と言っても一人のショップオーナーの自覚を持っていきましょう。
赤い部分に製作を含めた月に活動可能な日数を入力してください。
自動で上記の製作以外の活動をする日数が算出されます。
利益ってどれくらい欲しい?
続きまして、逆から考えてみましょう
目標の粗利から1時間当たりの完成個数を算出していきます。
例の如く赤い部分に数字を入力してください。青い部分に答えが自動で計算されます。
目標粗利額:例えば、パートやアルバイトで月に稼いでいる金額や、自立するために必要な金額です。大きな夢を思い描いても構いません。
ワクワクすることが成功のカギと言えます。余談ですが、私なら300万円と記入しちゃいますw
販売単価:こちらは先ほどの計算式を元にして記入してくださった方が現実的ですね。
また、現在のスキルで作る事が可能な最高額のモノの金額を入れても良いかもしれません。
一月稼働日数:作品作りに掛けられる日数はどの位でしょう?勿論、情報発信や商品発送などの日数を抜いて単純に製作するだけに充てられる日数を記入してくださいね。
一日製作時間:こちらにも単純に製作に充てられる時間を記入してください。
商品が無ければ販売できませんよね?1時間当たりの完成個数には目標粗利を達成するために1時間でどの位完成かせなければならないかが解ってきます。
例えば「2点」であれば30分で1点作るペースでいけば目標粗利を達成できることになります
0.5でしたら、2時間で1点。0.1でしたら、10時間で1点完成させられれば目標達成可能性が高くなります。
もっと解りやすく考えたい方はこちらをお試しください
この表はもっとライトに楽な気持ちでいきましょう!
先程の計算式と大きく違う点は梱包やラッピングも原価に入れている点です。
こちらの計算式ではデパート催事や、取り扱いショップ、各種モールやECサイトの掛け率も記入可能です。是非お試しください。
材料名:今までザックリで計算していた皆様は、パーツの色毎に値段が違うなら細かく記入してください。
仕入値:こちらには送料・手数料も含めた金額をご記入ください。
入り数:パーツや石も1個売りもあれば、何個かセットになっている場合もありますので正確にご記入ください。
使用数:丸カン等のパーツや、石を使う物などを一つの作品に複数使う場合があります。
梱包・ラッピングについては同じ要領でご記入ください。
原価率:ハンドメイドで一般的な30%を入力してありますが、ご自身の思う原価率に修正しても構いません。仮に50%にすると販売価格は安くなりますし、20%にしたら販売価格は高くなります。
手数料:よく、デパート価格、イベント価格など場所によって価格を変える作家さんがいます。
間違っている訳ではありませんが、お客様から見ると不振に感じるかもしれません。
実際に、私の友人作家さんの皆様も売っている物が同じなのに、売っている場所で変えたらお客様からクレームも有ったようです。低価格帯の商品なら余り変わりませんが、高額になればなるほど販売価格は大きく変わっていきますので、事前に考えておくといいかもしれません。
直売価格と販売価格が算出できます。利益を出す為の直売価格と、モールやサイトで販売しても直売と同じ額の利益が出せる販売価格が自動で算出出来るようになっています。
夢を叶える販売価格計算表の使い方のまとめ
ここまで販売価格を計算してみてどうでしたか?
もし、今作っている作品の値段が思っていたより安く感じたのなら素晴らしい事です。
値段を高くしても大丈夫でしょうし、質も高めることも可能です。お客様にアピールして多くの方に喜んで頂いてください。
高く感じた場合は、何かを変更していかなければなりません。
作る時間を短縮したり、効率よく作れるように工夫が必要です。
その他、材料を見直したり、デザインも変えることもあるかもしれません。
ハンドメイド、手作りをビジネスとして、安定した収入を得ることを目標にしたいとしたら、商材の見直しも必要かもしれません。
作りたいもの、売りたいもの以外のアイテムを作るのはモチベーションが下がりますが、収入を先ず安定させる為の作品を作ってけると良いと思います。
表現者としての作品発表はチョット後にして、短時間で作れて、高く販売できる商材にチャレンジしてもいいのかもしれませんね。
ECサイトやモールを使って販売した場合に手元に残る金額は?各サイトやモール比較
次の計算式はこちらです
有名なネットショップの手数料やサイトの維持費を全て入れてあります。
もし間違いや、他に入れてもらいたいサービスが在りましたらご連絡ください。
数値を入れるだけで手元に残る金額が見えてきます。
ただし、梱包ラッピングや送料は含まれませんからご注意ください。
ここからはECショップやモールや自分でサイトを作って販売したらどの位手元に残るか計算していきます。
将来的にECショップやモールで販売しようと思っている方にはオススメです。
他のサービスにチャレンジしたい方にも比較できますから、楽しみながら進めてください。
いつものように赤い所に数字を入力すると、青い部分に答えが自動計算されます。
月商額:ここでは仮に記入してみていいです。それか、先ほど計算した金額を入力してもいいですね。
販売単価:こちらも貴方が販売したい単価やセット価格など、プランニングした単価を記入してみてください。
販売個数、原価金額、原価合計が自動算出されます。この金額はこのあと使っていきます。
こちらの細かな表を見ると嫌気がさしますが、すごく便利で比較できます。
こちらは間違ってる情報が無ければ触らなくて大丈夫です。
黄色の部分はサイトの月額使用料や商品を販売した時の手数料が書かれています
月額利用料や初期費用は年一括支払いの場合もありますから、12分割して書かれています。
カートの利用料も年間支払いもありますから、12分割しています。
また、こちらの情報は税別での記載です。
水色の部分には上の計算表で出た数字が自動で入ります。
青い部分には販売価格から自動計算で1点当たりの手数料と、販売した点数での合計販売手数料が自動計算されます。
黄色の部分が月々固定で掛かる固定維持費です。
ピンク色の部分に自動計算で記入されます。
青い部分にサイトの合計維持費が計算されています。
経費の合計が自動算出されます。
何点いくらで販売したら固定費も含めていくら経費が掛かるのかが見えてきます。
もっと具体的になっていきますよ。
この表の最初で出た原価合計がここで出てきます。
経費の合計と、原価を足します。
さて、長くなりました
どの位販売したら、最終的にどの位の金額が手元に残るかがわかります。
比較検証してみてくださいね。
2年目以降の表もあります。
初期費用を抜いたら利益も上がりますし、売り上げ自体も上がっていきますから。
手作りを楽しみながらビジネスにするための、モールやECサイト比較まとめ
今回お配りした計算表で、健全なハンドメイド作家活動を長く続けるヒントになれば幸いです。
この計算表で安いサイトや高いサイトなどありましたが、それだけで比較するのは危険です。
例えば
・使いやすさ
・検索に有効か
・掲載商品数
こちらも重要です。
使いやすさ:色々なサービスが有る中どれが自分に合っているか迷うと思います。カスタマイズ性や商品アップの手軽さや、お客様の買いやすさも比較対象になるかと思います。
商品をサイトにアップするのに時間が掛かってしまったり、管理画面が見にくかったりするのは、作業効率化にマイナスに働きます。無料お試し期間があるものや、維持費無料もありますから、チャレンジしてみてください。
検索に有効か:こちらは、様々な要素が混ざり合ってきます。
・グーグルに好まれる作りか
・表示スピード
・サイト内にブログ等は作れるか
・独自ドメインが使えるか
等です
現在のSEOで有効とされているのは、ワードプレスと言われています。
ただ、初心者が個人でサイトを作ると時間が掛かってしまいます。
ワードプレスでのサイト作りは無料でできますし、ユーチューブや、インターネットを見るとたくさんの情報が出てきますので、私は生徒の皆様にオススメしています。
表示スピードもSEOで重要です。表示スピードが遅いとユーザーの直帰率が上がり、人気が無いサイトと思われ、上位表示にマイナスに働くからです。
ECサイトと言っても、商品だけのサイトは情報量が少ないですよね。Googlもユーザーに有益な情報が多く書かれているサイトを評価します。そうなると、商品以外に情報を増やすとしたら、ブログが有効だとなります。
外部ブログで集客しても、販売サイトの評価は上がってきません。
自社サイトにブログが設置できる方が有効です。
独自ドメインについては、長期的な活動の維持とSEO対策のためです。
長期的な活動の維持とは、モールなどでの販売だけに依存していた場合、サービスが無くなったら、そのドメイン自体が消滅してしまうからです。
また他のサービスで1から集客を始めなければなりません。SEO的に見れば、ドメインに検索してもらいたいキーワードを含めるのが有効です。
その場合、サブドメインとして使うサービスのドメインは、メインのドメインが邪魔なのです。
商材にもよりますが、BASE、カラーミー、ワードプレスの三択です。
早く始められて有効なのは「BASE」
高機能で比較的早く構築可能なのは「カラーミー」
デザイン性を含めてブランディングしたい方、格安でサイトを作って維持したいなら「ワードプレス」でWelcartを使い、テンプレートはTCDの有料のものを使うのが万全の態勢かと思います。
最後にもう一度ダウンロードできるようにしておきますね。
あと、何か疑問質問や、修正点がありましたら下記のお問い合わせからご連絡ください。
使い方のご質問、ご要望はお問い合わせフォームより
お気軽にお問い合わせください。053-589-3858受付時間 9:00-22:00 木曜定休
お問い合わせ・入学申し込み最後に、通販のサービスを紹介しておきます。
ショップ運営するのにあたり、私が重要視していきたい項目に、サポート体制があります。安く運営できるからと言ってサポート体制が整っていなければ、初めての方にはハードルが高くなってしまします。
カラーミーショップ
初期費用は掛かりますが、たくさん売れた時には販売手数料が0円ですから運用経費は安く上がってきます。
テンプレートも豊富で、カスタマイズ性もありますし、サポートもしっかりしています。
ハンドメイドでも月商100万円以上目指すならカラーミーがオススメです。
レギュラーブラン以上がオススメで、販促に繋がる仕掛けも是非使って頂きたい機能です。
カラーミー公式サイトはこちら
BASE
初期費用が掛からず、ブログも書けるからブランディングや、SEO対策にもなります。独自ドメインも作ることが出来るから初めての人はこちらがオススメです。カスタマイズ性は劣るものの、インスタが最大限活用できるのはかなりのメリットです。
最初の小手試しには最適です。売れ始めたらカラーミーショップやワードプレスの準備を始めていきましょう。
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おちゃのこネット・おちゃのこさいさい
月額500円から始められる本格高機能ネットショップ。弱点は、独自ドメインやスマホ対応にする場合別途月額費用が掛かること。ホームページ制作サービスの「おちゃのこさいさい」と組み合わせて使うことで快適に使えるようになります。
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