仕事の出来る人間になろう。

学校 彫金 独立

日本人は真面目です。疲れた体にムチ打ってまで働く。倒れるくらいまで一生懸命に働くことがカッコイイって思っているのは世界中で日本人くらいのものですよね。

仕事の出来る人間は『疲れたら休む人』です。

イタリアでは、『シエスタ』という昼寝の習慣があります。スペイン語圏を中心とした生活文化の一部で今は少し減ってきていますが、お昼を食べてゆっくりして(お昼寝したりお茶したり)休憩をとることで午後からイキイキと働くというもの。

 

実は、昔から日本でもあるんです。私は家を建てる時に大工さんに聞きました。「仕事の時、お昼寝しますか?」素直にYESと答えた棟梁の会社を即選びました。これは良い大工を見分ける裏技で、昼寝をする大工は昔から腕の良い職人であると言われるからです。理由は、大工さんは重労働で朝も早くに働き始めます。昼ごはんを食べた後、少し寝ることで長い午後の仕事の能率を落としたり、事故を防ぐ為。

何となく観察していると(w 日程にもよりますが、一日中忙し過ぎて昼寝なんて出来ないという日は滅多にありません。昼寝の出来ない大工=段取りが悪い、時間をロスしている、スタートが遅いなどどこか欠陥がある気がします。

余談ですが、大工さんでこの人出来なさそうという人は分かりやすいです。

『壁に材料を立てかけている』=倒れてキズモノにする、置く場所の段取りが出来ない。

『現場が汚い』=切ったり刻んだり汚れますが、出来る職人は節目節目で掃除するのキレイです。仕事をスムーズにする、事故を防ぐ、細かい材料をなくさない そんな意味もあると思います。

『図面が雑、大事にしない』=ルーチン的作業なので、図面を見ないとか雑多に扱えば段々と微妙なずぼらさが形になってきます。建て付け悪くなったり、せっかくの材料が適当に切るから不足したり。

 

 

大工さんの話はさておき。昼寝しろとまでは言いませんが、ふーーーとお茶して一服でも十分充電は出来ると思います。効率的な休憩の時間は、90分に1回。そして、午後の14時55分から仕事の効率が下がり始めるというデータもあります。日本茶に含まれるテアニンという物質もα波を発生させるので良いですね。日光浴でセロトニンの分泌を促すのもありです。

たった5分の休憩でも簡単に仕事の効率は上がります。休憩を取らず無理をしても仕事ははかどりません。大切なのは【疲れた時は、しっかりと休む】ということ。そういう時間が作れる人が、仕事でうまくいく人だと私は思います。